ソニアのききみみ

感覚で捉える光を綴ります

記憶を癒して取り戻す、完全性

Heal Your Memories To Regain Your Wholeness

癒しの鍵は、記憶の中に

エナジーヒーリングのセッションでは、ある感情を抱いた最初の出来事をクライアントに尋ねることがあります。

自分や他者、世界に対する見方が形作られている、いわば起点に立ち返り、そのときの自分がどう捉えたかを思い出してもらうのです。

記憶というものは曖昧なもので、どう捉えるかによってストーリーは変わります。

ヒーリングという目的において、記憶が正確かどうかはどうでもよくて、自分がどう覚えているかが重要となります。

自分が何をどう覚えているか
そのときどう感じたか、何を学んだか
本当はどうしたかったか、どうして欲しかったか
いま、そのときの自分を見てどう思うか

その後の人生において長く抱き続ける価値観やセルフイメージ。

それを形作るほどの出来事を、そのときの自分がどう捉えたか。

それが過去・現在・未来、すべての自分を癒す鍵となります。

記憶でなぞる、自分の輪郭

今世に限定すれば、そのような出来事は幼少期に体験したものがほとんどですが、日常会話で尋ねたところで「覚えていない」という答えが返ってくるでしょう。

けれども、セッション中にリラックスして瞑想に近い状態になると、いとも簡単に思い出すんですね。

誰もがしっかりと、覚えている。

覚えていないという人は、思い出したくない何か蓋のようなものがあるから。

でもその蓋を外して記憶の淵を覗いてみると、浮かび上がってきます。

いまの自分の輪郭が。

どういう信念・価値観に基づいて自分がこの思考・行動・生き方を選択しているのか。

それらは、自ら見ようとしなければ見えてこないものです。

でも、必ず理由があって、きっかけとなった出来事があって、そうしている。

そして、自分が、そう望み、選択している。

でも、その自分って、本当の自分なのかな?

自分って無価値だと思い込んでいる自分が、自分を守りたくてそうさせているだけなのかな?

私は何をずっと怖がっているのだろう?

いまの自分をアップデートしたいと思うとき、こんなふうに尋ねてみるとヒントが得られるかもしれません。

傷の記憶を、癒す

たとえば、

「幸せな子ども時代だった」

そうは思えないとき、人はやはりどこか傷を抱えながら生きています。

傷を抱えながら生きていると、無意識にその傷に膨大なエナジーを注ぎながら生きています。

古傷が痛まないように必要以上に自分を守ろうとしたり、再び再現されないように何らかのシチュエーションを避けようとしたり、やりたいことを諦める言い訳にしたり。

「誰もが何かしらの傷を抱えながら生きてる」

という考えもありますが、実は、傷を抱えることなく生きることもできます。

本当は「傷ついた自分」はもういなくて、自分がそう記憶しようとしているだけのことも。

「もう傷ついていないよ」と細胞に知らせるだけで、癒しが起こることもあります。

いずれにしても傷を手放すためには、自分が傷を抱えていることにまず気づかなければなりません。

そしてその傷を、傷の記憶を、癒す。

「幸せな子ども時代だった」と思えているとき、

「自分は父親に愛されなかった」ではなく

「父はそれを表現するのが得意ではなかったけれど、自分は父親に愛されていた」という見方をしているかもしれません。

父親に対する気持ち、自分のセルフイメージ、子ども時代全体の記憶が塗り変わると、欠けていた何かが補われます。

それが、自尊心だったり、安心感だったり、優しさだったり。

傷の記憶を癒すことで、自分の完全性を取り戻していくことができます。

気軽に、専門家の手を借りよう

心の傷が深く刻まれていればいるほど、向き合うことが怖いと感じるでしょう。

怖れを感じながらひとりで向き合おうとすると、望ましくないものが拡大されることがあります。

私自身、漠然とした傷を抱えていることはわかっていたものの、傷の核心部分はひとりでは対処できないように感じて、最初はヒプノセラピストの手を借りました。

たった、数時間。

それだけで大きな癒しが起き、詰まっていたエナジーの通り道がすべて開放されました。

慣れれば、ひとりで向き合うこともできていきますが、初めての場合には、ヒプノセラピストやエナジーヒーラーといった専門家を頼りましょう。

animiscentのヒーリングセッションでも承っておりますが、ご自身が信頼できそうな方、ピンと来た方にお願いするのが一番です。

傷の記憶は、安心・安全に癒すことが可能です。

そうすることで、本来の自分の完全性を取り戻していく。

完全性を取り戻すとは、自分という中にかつてない心地よさを感じながら生きること。

いつでも、何歳になっても、自分という器を、いかようにも変えていくことはできるのです♡