期待と、裏切り
広く浅くよりも、狭く深く、ひとりひとりとのつながりを求め大切にする人は、それだけ「裏切られた」と感じる経験が多いかもしれません。
「こんな人とは、思わなかった」
「自分が相手を大切に思うほど、相手は自分のことを大切に思っていなかった」
愛していた人、尊敬していた人、信頼を寄せていた人への期待が失望に終わるパターン。
期待度に比例して失望も大きく、傷ついた心にはいつのまにか厚い壁が・・・。
相手のことを「自分を傷つけた人」として許せずにいることも、「もう誰も信じない」と頑なになってしまうこともあるでしょう。
人への依存と、理想への執着
「こうなるはずだったのに、ならなかった」
そこへの失望、落胆、悲嘆、怒りが強いときは、自分が思い描いた理想に執着し、現実を受け容れられないでいるから。
人への過度な期待は、相手への無言の要求であり、支配欲の表れでもあるのです。
たとえば「友人だったら、こうしてくれて当然」と思っていたとします。
それは、自分が勝手に定義した「友人とはこういうもの」というステレオタイプに相手を当てはめようとしていて、相手に自由に振る舞うことを許していません。
さらには、「友人として信頼に値するだけのことをしてくれたら、愛を返してあげる」という、条件付きの愛になっていることもあります。
自分の相手に対する思い入れが強過ぎるときは、その人に対して依存心があるかもしれません。相手が自分にもたらしてくれるであろう何かを、無意識に期待しすぎているのです。
自他に、ありのままを許す
親しい人であれ、家族であれ、ある程度の距離感を保ち、相手にありのままであることを許しているとき、相手に自分の「こうして欲しい」を押しつけず、過剰に期待することもありません。
それは「誰にも期待できない」と、いじけるのとは違います。
大切なのは、相手がどう振る舞うかではなく、自分がどうしたいか。
他者ではなく、自分にフォーカスする。
相手ありきではなく、自分ありき。
愛や承認、安心感、自己肯定感など、必要なものはまず自給自足。
他者に寄りかかりすぎず、自分の足で立つ。
自分にも、他者にも、自由にありのままであることを許すことができて初めて、本当の意味で誰かとのベストな関係を築いていくことができるのかもしれません。
愛や承認、安心感、自己肯定感なんて自給自足できない・・・という方は、たとえば不安感の原因となった出来事で失った安全・安心という感覚を取り戻し、自分自身への信頼感を高めるためのヒーリングで少しずつ癒していきましょう。
自他への無条件の愛を発揮し循環させていくことができたら、「裏切られる」という体験はなくなっていきます♡
「裏切り」のホメオパシーレメディ
人との別れや、裏切られたように感じた出来事があったばかりのとき
裏切られた記憶を長年抱きながらも、感情を抑えがちで、心に壁があり、満月や生理の前などに、情緒不安定になりがちな人に
裏切られたと感じて悲しいときは、ちゃんと涙を流してくださいね☆