自分迷子は、幼少期から
先日、4歳の姪をヒーリングする機会がありました。
そのとき見つけたのが、足かせ。
この年齢ですでに、自分らしく生きることよりも、両親の望むどおりに生きようとし始めていました。
子どもらしさとは、素直で遠慮がないこと。
本当の自分の望みや感情のまま、自分をありのまま表現すること。
でも、そうすることよりも、親が望んでいるであろう反応をして、親が喜ぶであろうことをすることを選ぶ。
本心は望んでいないことも、嬉しそうにやってみせる。
親が喜んでくれて、褒めてくれて、嬉しいからやる。
私たち大人も、幼い頃にやってきたはず。
社会で、集団で生きていくために、他者に認めてもらえる、受け入れてもらえる自分である必要がある、という生存本能でもあると思うのです。
これまでヒーリングセッションで見させていただいた中で、例外なくすべての方が、幼少期に「本来の自分を生きることを諦める」選択をしています。
それは、誰もが通る道、なのかもしれません。
やがて、人生の岐路に立ち、「本来の自分を生きよう!」と思い立っても、それまで周りの反応を見ながら自分を偽って表現してきて、「これが自分」と思い込んで生きてきていると、本当の自分とは何なのか、わからなくなっていることもしばしば。
自分のものではない、世間一般の価値観を脱ぎ捨てていく、雑音を取り除いて純粋な自分を取り出していく、というのはやはり、容易ではないなぁと思います。
長年慣れ親しんだものは、それが自分にとって当たり前になってしまっているから、疑問に思うことも、リセットしようと思うこともなくなっていくから。
もしそこに気づける機会が訪れたなら、たとえそれがほろ苦い出来事だったとしても、それは「本来の自分に戻る」チャンス到来!というふうに、ラッキーイベントとして捉えて欲しいなと思います。
本当の自分を生きる、許可
姪には「本当の自分を生きる許可を自分自身に与える」というヒーリングを行いました。
そうしたら一瞬驚いた様子を見せ、尋ねるのです。
「本当の自分を生きても、いいの?」
ありのままの自分が周りに受け容れられ愛されるから安心・安全、という感覚が浸透していくとすぐさま、自分の内側を覗き始め、目を輝かせていました。
その中にあるものは、彼女の本当に好きなこと、やりたいこと、持って生まれた資質や才能。
宝が、外側ではなく内側に、たくさんあるんですね。
姪は翌日、両親を通してではなく、そのとき診てもらっていた小児科のお医者さんに直接、「私は○○したい」とはっきりと伝えたそうです。
そして、その望みは両親のサポートを受けて叶い、とても嬉しそうだったとか。
子どものとき、誰もがそれぞれの魂の輝きの片鱗を見せます。
できれば、その輝きを失わないで欲しい。
でも、想像以上に早く失われ始めるのかもしれません。
ただ、たとえ曇ってしまったとしても、それは自分の意思次第でいつでも取り戻せると、大人になった方々にも知って欲しいと思うのです。
制限を外すことで、魂を救う
本当の自分を偽りながら生きると、いつまでも、自分で自分にOKを出せません。
ありのままの自分を受け容れられない。
自分はこうでなければならない。ああでなければならない。
それによって、到達すべき目標を立てて、そこに向かって頑張って成し遂げたこともあるでしょう。
でもきっと、本当の満足感や充足感はそこにないはず。
だから、また頑張り続ける。
自分がそれで良ければいいじゃん・・・?
確かにそうなのですが、同じ空間を共にする子どもや動物にも、その価値観は影響します。
子どもも動物も、あなたがどう生きているか、その価値観を吸収しながら生きています。
「本当の自分を生きてはならない」という誓い/呪いは波及します。
自分は、求められる役割を演じなければならない
親である自分、飼い主である自分がそう思っていれば、子どもも動物もそのように生き始め、自分自身に無条件の愛を与えることができにくくなるというパターンを見てきました。
自分が好きなことを好きなように好きなだけやっていると、制限のない生き方、縛られない生き方という価値観を、自分の子どもにも動物にも、身をもって教えていくのかもしれません。
自分の制限を外していくことって、自分のみならず、他者をも自由にしていくことなのかもしれません。
自他の魂を、救っていく。
だからやっぱり、まず自分を癒すことって大事です。
これからますます自分が自分に課した制限を外していく時代となっていきます。
集団よりも、個。
個として、あなたはどう生きていきたいですか?
どなたさまも、よいホリデーシーズンを♡