感情にラベルを貼ることで取り戻す「いまここ」感
ふとしたことで、突然気分が落ちるときってありますよね。
たとえば、
- 望んだ結果が目に見える形ですぐに表れずに、落胆する
- 目標や理想にいつまでも到達できないように思えて、不安や焦りを覚える
- 人と比べて自分の人生が順調ではないように思えて、劣等感を抱く
こんなとき、ただ悲しくなってすべてを投げ出したくなるような気持ちにもなるかもしれません。
感情に支配されるがままにすることなく自分を取り戻す方法があります。
いわゆる「ネガティブ感情」をただ漠然と抱くと、余計に不安になったりするものです。
どのような感情を抱いているのかを認識することに意識を向け、どの感情も否定せずに、淡々とラベルを貼っていきましょう。
(e.g., 不安、怖れ、焦燥感、失望、悲しみ、怒り、妬み、悔しさ、劣等感、無価値感、諦め感、自己疑念、自己否定感)
ひとつひとつの感情にラベルを貼っていくことで、その正体がわかり、冷静さを取り戻していくことができます。
それでもまだあるように感じる場合は、雲のようにぷかぷか浮いているその感情が、ただ自分から離れていくところを眺めてみましょう。
根拠のない、主観によるジャッジが原因であることに気づいたら、ロウアーセルフからの煽りには乗らず、なだめていきましょう。
ポイントは、「不安になる自分がいてもいい」けれど、「これが失敗/成功というように決めつけなくてもいいんじゃない?」というように、自分自身と対話していく感じです。
あとは、しっかりとお水を摂り、エナジーの巡りを良くしておきましょう。
目先のことにとらわれすぎていた自分に気づいて「いまここ」感を取り戻したり、比較してみたところで他者と自分は違い、自分は自分であることに変わらないことに気づいたりすることができるかもしれません。
虚無感を、愛で埋める
突如虚しくなるときは、こんな方法もあります。
小さな生き物を、両手のひらの中に感じてみてください。
その温もりや、毛のふわふわ感、心臓の鼓動が感じられるくらい。
とても小さくて繊細で、でも生きていて・・・それだけで尊い。というように、ひよこに対する自分の気持ちを味わってください。
虚無感が生まれたとき、それを不安や怖れなどで埋めるのではなく、愛を補充する選択をしましょう。
それが大切に思う気持ちだったり、感謝や優しさ、包み込む安心感だったりと、自分を温かく心地よくするエナジーなら何でもいいです。
ハートにとって、愛は空気のようなもの。
もっとも自然に、すーっと入っていくものを感じてみてください。
生の喜びを、感じる
この方法は、私自身、高次の存在からひよこをぽーんと渡されたときに教わりました。
人は、つい欲張って目先のことにとらわれることがあるけれど、この瞬間生きている喜びを感じなさいと、伝わってきました。
生の喜びを感じているときって、きっともっと謙虚で、生かされていることがありがたいと自然に思えているのだと思います。
庭によく遊びに来るアゲハ蝶を眺めていると、自由に優雅に飛び回って、毎瞬毎瞬、生きる喜びを全身で現わしているように見えるのです。
アゲハ蝶の寿命は、2週間程度と短いんですよね。
人間も、一瞬一瞬「いまここ」に意識を戻していけば、ただこの瞬間を生きることの喜びを体現していくことができるのかもしれません。
もっと、ずっと軽やかに。